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ブラッシング指導歯磨きはセルフケアの基本です。歯周病やむし歯の予防に欠かせません。どちらも細菌による感染症であり、その原因であるバイオフィルムを取り除くことが大切だからです。ただし、ブラッシングで除去できるバイオフィルムはおよそ半分程度といわれています。100%除去するのは難しいですが、継続してブラッシング指導やクリーニングを行うことで歯ぐきの状態は改善します。小さな積み重ねが確実に効果をもた…
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「しみる」と表現されている状態とその原因はさまざまです。 ①歯髄(歯の神経)はあらゆる刺激を「痛み」として認識するまず「歯がしみる」とはどのような状態なのかを明確にする必要があります。そのため、歯の知覚についておさらいをしましょう。ざっくりといえば、歯髄は基本的にあらゆる刺激を「痛み」として認識します。つまり、皮膚や舌では「冷たい」「熱い」「くすぐったい」「甘い」「酸っぱい」と感…
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「母子伝播を防ぐためにスキンシップは控えるべき」「食品や飲料の中に糖の量が多ければ多いほどう蝕になりやすい」などと思われていることも多いですが必ずしもそうではありません。 ①う蝕原因菌はいつ頃どこからやってくる?〇う蝕原因菌の特徴をすべて兼ね備えるS.mutans(ストレプトコッカスミュータンス)口腔内にはいろいろな細菌が生息していますが、そのうちう蝕原因菌には、①酸を産生…
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みなさん“よく噛む”こと出来ていますか?「食べ物を30回噛みましょう。(カミング30)」とよく耳にしますが、そんなに噛まなくても飲み込めるし、面倒でなかなか30回は実践することは難しいですよね。また、よく噛むためには食事の姿勢も関わってきます。 〇よく噛む事で得られる良いこと・唾液の分泌量が増す口腔内をきれいに保つ・肥満予防満腹中枢が刺激され、少量で満腹感が得ら…
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人生100年時代と言われている今。ヒトの歯は喪失してしまうと修復ができないため、乳歯から生え変わってから約90年間使い続けなければなりません。ずっと使い続ける歯を強くするためには、日々のハミガキに加えて歯の構成成分である栄養素をバランスよくとることが必要です。 エナメル質歯の表面であり、ヒトの体の中で最も硬い組織である。虫歯になっても痛みを感じない。象牙質エナメル…
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